寝違えでよくあるお悩み
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振り向くと
首が痛い -
首が痛く下に
落ちたものを
とれない -
首を動かさずに
いたら気持ち
悪くなった -
寝違えた時の
対処法を
教えてほしい
寝違えは症状によって対処法を変えましょう
「朝起きたら急に首が痛くなった」「首が痛くて横を向くことができない」
このような症状が特徴の寝違えは、誰でも一度や二度は経験したことがあるかと思います。
ですが、寝違えを起こしたときに、温めたほうが良いのか、冷やしたほうが良いのか
正しい対処法がわからないという方も多いです。
対処法は症状の程度によって変わるため、こちらのページで寝違えの原因や対処法について
ご紹介していますのでぜひご覧ください。
寝違えでお悩みの方におすすめのメニュー Recommend Menu
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寝違えの原因と主な症状について
寝違えというのは正式な病名ではなく、医学的には「急性疼痛性頚部拘縮」と言います。
文字通り、頚部(首まわりの筋肉など)が、急に硬くなりズキズキとした痛みがあります。
こちらでは、寝違えの原因や主な症状についてご紹介しています。
【寝違えについて】
●よく発症する年齢
寝違えは幅広い年齢層でみられますが、小さな子どもにはあまりみられません。
このことから、筋肉の硬さが寝違えに関係していると考えられます。
●寝違えが多くみられるシーズン
寝違えが起こるシーズンについて明確な統計資料はないですが、ある新聞社の調べによると、3月や4月、12月になると、寝違えを訴える方が増えるという報告があります。
3月や4月、12月という季節はお酒を飲む機会が多いため、飲酒が何らかの形で寝違えのリスクを増すのではないかと考えられます。
【寝違えを引き起こす原因について】
寝違えを引き起こす原因としては、次のようなことが挙げられます。
●筋緊張
寝違えは筋緊張により引き起こされると言われています。
小さな子どもが、大人では考えられない姿勢で寝ていても寝違えを起こさないのは、大人に比べて筋肉が柔軟だからだと考えられます。
●冷え
寝ている間に肩や首まわりが冷えることで、肩や首周りの筋肉が硬くなり寝違えを発症するリスクが増すと考えられています。
●深酒
お酒を飲みすぎてしまい、床やソファなどで寝てしまうと寝違えを発症するリスクが増します。
また通常は寝ている時に体勢が苦しいと感じると、無意識に寝返りを打ち、首に負担の少ない姿勢をとりますが、深酒をすると寝返りが少なくなり首に負担がかかりやすくもなります。
●枕
自分に合っていない枕を使っていると、寝ている間も首に負担がかかり寝違えのリスクが増します。
【寝違えにともなう主な症状について】
寝違えを発症した場合、主に次のような症状がみられます。
●疼痛
寝違えを発症した場合、うずくような痛みがみられます。
●可動痛
寝違えの症状の特徴として、可動痛が挙げられます。
じっとしていれば痛みを感じない場合であっても、首を動かしたときに鋭い痛みがあらわれます。
特定の方向を向いたときに痛みを発するケースが多いです。
●熱感
症状の程度によっては、患部が熱を帯びることがあります。
●首や背中のつっぱり感
症状の程度によっては疼痛や可動痛は無いものの、なんとなく首から背中にかけてつっぱりを覚える方もいらっしゃいます。
●胃の不快感
寝違えのせいで首を動かせずにいると気持ち悪くなるなど、胃の不快感を訴える例があります。
●頭痛
もとから肩こりにお悩みの方の場合、寝違えの発症とともに頭痛を訴えることもあります。
【こんな寝違えには要注意】
寝違えの痛みはとてもつらいものですが、通常は数日から1週間もすれば症状がおさまってくることが大半です。
ですが、長期にわたって症状が続く場合や、どんどん痛みが増してくるような場合、頸椎症や頚椎椎間板ヘルニアといった病気の可能性もあります。
そのような場合は、速やかに医療機関や鍼灸院などでみてもらいましょう。
寝違えが起こった場合の対処法と予防法について
寝違えの症状には個人差がありますが、多くの場合ズキズキとした痛みや、顔を動かしたときの痛みに悩まされる方が多いです。
寝違えは早めに対処することでつらい症状の緩和、症状の回復を促すことが期待できます。
こちらでは、寝違えが起こった場合の対処法や、予防法について詳しくご紹介しています。
【寝違えを起こした場合の対処法について】
冒頭でもお話ししましたが、寝違えのことを医学的には「急性疼痛性頚部拘縮」と呼んでいます。
急性という言葉からすると寝違えを起こした場合、冷やしたほうが良いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
間違いではないですが、症状の程度によっては冷やすことにより症状の回復を遅らせることがあります。
痛みの程度により対処法が異なるので要注意です。
痛みの強い場合と弱い場合の対処法についてご紹介します。
●痛みや炎症がひどい場合
寝違えにともなう痛みや炎症がひどい場合、次のように対処をすることがおすすめです。
・アイシング
寝違えにともない患部がズキズキと痛み、熱を持っているようであれば一時的にアイスパックや氷嚢などを使ってアイシングを行うことがおすすめです。
ですが、アイシングを行う期間は、症状を発症してから48時間以内が目安です。
それ以上の期間冷やしてしまうと、かえって症状の回復を遅らせるおそれがあるため気を付けましょう。
・痛み止め
寝違えの症状がひどくて日常生活にも支障をきたすようであれば、一時的に痛み止めを服用するという方法もあります。
・枕の選別
痛みでうまく寝られないようであれば、なるべく楽に寝られる枕を選びましょう。
●痛みや炎症がそれほどでもない場合
寝違えを起こしたものの、痛みや炎症がそれほどでもなければ、次のように対処することがおすすめです。
・患部をホットパックなどで温める
患部をホットパックで温めた際に、「心地いい」「楽になる」と感じる場合は温めて対処することがおすすめです。
・適度に身体を動かす
症状が軽いようであれば、適度に身体を動かしましょう。
患部を動かさずにいると周囲の筋肉が緊張し、かえって症状の回復を妨げてしまいます。
【寝違えの予防法について】
寝違えを起こした場合、症状に応じて正しく対処することが重要です。
ですが、いったん寝違えを起こしてしまうと、しばらくの間疼痛や可動痛などに悩まされることもあります。
そのため、普段から次のようなことを心がけ、寝違えを起こさないように予防することが必要となります。
●頭を乾かしてから寝る
お風呂上がりに髪が濡れたまま寝てしまうと、気化熱で体温が奪われてしまいます。
必ずドライヤーなどで乾かしてから寝るようにしましょう。
●身体を冷やさない
寝ている間に身体が冷えると、寝違えの発症リスクを高めてしまいます。
そのため、就寝中に首や肩などが冷えないよう気を付けましょう。
夏でも首のまわりにフェイスタオルを掛けるなどして寝ることがおすすめです。
●ストレッチを行う
普段からストレッチを行い、筋肉を柔軟に保っておくことが寝違えの予防に繋がります。
特に首や肩、肩甲骨まわりのストレッチを念入りに行うことをおすすめします。
●湯船に浸かる
入浴をシャワーだけで済ませてしまうと、気化熱で身体から体温が奪われてしまいます。
そのため、なるべく湯船に浸かって温まるようにしましょう。
忙しくて時間がないという方は、せめて週末だけでもゆっくりと湯船に浸かることをおすすめします。
●適度に身体を動かす
日ごろから適度に身体を動かすことで全身の血液循環を促し、寝違えの発症リスクを下げることが期待できます。
中里鍼灸院の【寝違え】アプローチ方法
寝違えは主に頭や首の冷えが手の太陽小腸経、手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい)、足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい)などの経脈に広がったものが多いです。
当院では、どの経脈が変動経絡なのか脈をみたり、頸部頸入穴の圧痛などで判断したりして使用経穴を決定します。
経穴に対してはてい鍼にて施術します。
異常経脈上の経穴にアプローチすることにより、他の箇所の不調も改善が期待できます。
もちろん全身調整にて精気の虚も補います。
著者 Writer
- 院長:中里 康章(なかざと やすあき)
- 【所有資格】 はり師、きゅう師
【生年月日】 1967年7月12日
【血液型】 A型
【出身】 神奈川県相模原市
【趣味】 犬と猫と戯れること
【得意な施術】 鍼灸(刺さない鍼)を使用した全身調節
▼ご来院される患者さまへ一言
体調不良などのお身体でお困りな方、ぜひお気軽にご相談ください!