鍼灸の施術で自然治癒力を
高めていきましょう
高めていきましょう
日本では、自然治癒力を高める東洋医学の考え方として注目を集めており人々の不調を改善する日本の医療の中心的位置を占めていました。
こちらのページでは、鍼灸のメカニズムや効果について詳しくご紹介しています。
鍼灸を受ける方によくあるお悩み
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鍼灸の施術法に興味を持っている
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鍼灸の施術は痛くないのか知りたい
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鍼灸による効果を
知りたい -
鍼灸のメカニズムについて知りたい
鍼灸の特徴やメカニズムについて
鍼灸は中国が発祥の地であり、のちに日本には奈良時代に伝わってきました。
そのため、「中国での鍼」と「日本の鍼」には違いがあります。
日本の鍼は、中国の鍼と異なり非常に細い鍼を用いるため、比較的痛みが少ないです。
中国の鍼は、太い鍼を用いることでより高い効果があるとされていますが、その代わりに痛みが強いのが特徴です。
痛みに敏感な日本では中国鍼は普及せず、杉山和一という人物が考案した管鍼法という”日本独自”の細い鍼と管を組み合わせた鍼施術が一般化し、日本の鍼施術として現在に至ります。
日本で一般的によく施術に使われる鍼は髪の毛程度の細さなので、熟練したはり師であれば刺したときの痛みはほとんどありません。
鍼灸は東洋医学の施術方法になり、古代中国の思想を背景に発展してきた伝統医学です。
そこで、東洋医学の考え方や鍼灸の特徴について詳しくご紹介いたします。
【東洋医学の基本的な考え方】
まずは東洋医学の考え方についてご紹介いたします。
●気・血・水が体内を循環
東洋医学の考え方では、気・血(けつ)・水(すい)が体内を循環していると考えられています。
このうち血と水に関しては、血液と体内の水分を示します。
あまり馴染みのない気という存在ですが「元気」という言葉があるように、身体のエネルギーと思っていただければ分かりやすいのではないでしょうか。
東洋医学には経絡と経穴という考え方があり、気は身体の張り巡らされた経絡を通り、全身に元気を送り届けていると考えられています。
そして、元気が滞った場所(経穴・ツボ)に何らかの不調が生じるとされています。
鍼灸は、その経穴にアプローチする施術法です。
【鍼の施術について】
鍼灸院などで行われている鍼の施術には、次のような特徴があります。
●ディスポ鍼を使用
最近の施術ではディスポ鍼という、使い捨ての鍼を使用しているところが多くなっています。
昔は施術のたびに鍼を煮沸消毒していましたが、使い捨ての鍼の方が衛生的です。
感染症などの心配をすることなく、安心して施術が受けられます。
●細い鍼を使用
伝統的な中国鍼は太いものが多いですが、日本で使われている鍼は注射針よりもはるかに細いことが特徴です。
そのため、皮膚に刺入する際にチクッとした痛みを感じる程度で済みます。
●鍉鍼を利用することもある
鍉鍼は簡単にいうと、皮膚に刺さない鍼のことを意味します。
通常の鍼と違い、単純にツボを刺激するだけでなく痛みの原因となるトリガーポイントを刺激したり、全身の皮膚を刺激したりすることが特徴です。
鍉鍼を使うことによって、刺す鍼が苦手な方や子どもでも鍼の施術と同様の効果を得ることが期待できます。
【お灸について】
次に、お灸の特徴についてみていきましょう。
●歴史
最近はテレビのコマーシャルなどでも紹介されるようになり身近な存在となったお灸ですが、鍼と同様に長い歴史を持っています。
灸の文字は今から2000年以上も前に記された「黄帝内経」という、中国最古の医学書にも出てきます。
その時に初めて灸が使用されたという訳ではなく、当時すでに今と変わらない灸法が行われていたと考えられています。
日本では奈良時代の古くに仏教とともに伝来し、江戸時代には鍼とともに日本の中心的医療となりました。
●お灸の基本的な仕組み
お灸の基本的な仕組みについては、明確に分かっていないことが多いです。
鍼の施術には交感神経を抑制する効果があるといわれていますが、お灸には副交感神経を抑制する効果があるといわれています。
子どものアレルギーは副交感神経が優位になり過ぎることで起こると考えられているため、お灸の施術が効果的と考えられています。
●お灸の種類
お灸にはさまざまな種類があります。
こちらでは、主なお灸をご紹介いたします。
・もぐさ
基本的に、お灸にはヨモギを生成したもぐさが用いられます。
もぐさには適度な粘性があるため、適当な大きさにまとめて患部に置き、火を点じることで温熱効果などを与えます。
・棒灸
もぐさを棒状に固めたお灸で、患部から離して温熱効果を与えることが特徴です。
・温灸
専用の器具入れたもぐさに火を点じ、少し離れた場所から患部を温める点が特徴です。
鍼灸の施術にはどんな効果があるのでしょうか
東洋医学には「未病を治すのが名医」という言葉があります。
現代的に言いかえると、病気になる前の段階で手を打つことが大事といったような意味になります。
鍼灸の施術はまさに未病を改善することに特化しており、施術を行うことで人間が本来持っている回復力を高めることが期待できます。
ここでは、鍼灸の施術に期待できる効果についてご紹介しています。
【鍼灸の効果について】
鍼灸の施術にはさまざまな効果があります。
鍼とお灸に分けてその効果をご紹介していきます。
●鍼の効果
鍼の施術には主に、次のような効果が期待されています。
・免疫力を高める効果
免疫力とは、身体が本来持っている外部から侵入した菌やウイルスと戦う力のことを意味します。
ウイルス感染によって風邪を引いたとしても、時間の経過とともに軽快するのは免疫力によってウイルスが撃退されていくからです。
鍼灸院などで使われている鍼は使い捨てのディスポ鍼ですので、極めて衛生的であることは先述した通りですが、金属でできた鍼が身体にとって異物であることには変わりありません。
そのため、鍼を刺入した場所には身体の免疫を司る白血球が集まってきます。
それにより身体の免疫力を高め、患部の回復を早めることが期待できるのです。
・痛みの緩和効果
鍼には痛みを脳へと伝える神経を一時的にブロックする働きもあることが分かってきています。
それにより、慢性痛だけでなく急性痛の緩和効果も期待できます。
・筋緊張の緩和効果
鍼の施術で硬くなった筋肉を刺激すると、筋緊張の緩和が期待できます。
肩こりや腰痛などの改善に鍼が効果的といわれているのもそのためです。
・全身調節効果
鍼の施術によって筋肉の緊張が緩和すると、筋肉によって引っ張られていた骨格のバランスが正常化します。
そのため、鍼の施術には全身調節効果も期待されています。
●お灸の効果について
お灸の施術には、主に次のような効果が期待されています。
・温熱効果
お灸のやり方や効果はさまざまですが、共通していることが温熱効果を得られるという点です。
最近はやけどをするような灸法はあまり行われませんが、腎割とした心地良い温感を身体の深い場所に届けることが可能となっています。
・リラクゼーション効果
お灸の原料となるヨモギにはリラックス成分が含まれています。
もぐさに火を点じることでリラックス効果のある香りが漂い、心身をリラックスモードへと導いてくれます。
・自然治癒力を高める効果
お灸の施術によって心身がリラックスすると、自律神経のバランスが整うことにも繋がります。
その結果、自然治癒力を高める効果を得ることが期待できます。
中里鍼灸院の【鍼灸】
当院の鍼灸は東洋医学(漢方医学)の理論に基づいて施術を行う経絡治療が基本となっています。
局所(痛み部位)など一部分だけをみるのではなく身体全体の一部としてとらえ、経脈、絡脈を通して関連部位に鍼灸を施します。
このことにより身体の自然治癒力を高め、痛みやこり、その他内科的疾患(風邪、泌尿器、便通etc)の改善を目指します。
使用する鍼は刺さない鍼(鍉鍼)や接触鍼を使用しますので、痛かったり傷になったりすることはありません。
刺さない鍼(鍉鍼)にて身体から氣にアプローチするため、洋服の上からでも施術が可能です。
お灸は主に心地良い温灸、棒灸を使用します。
また、当院では強刺激、長時間のマッサージは行いません。
身体が本当に良い方向に向かっていくために、施術を行っていきます。
よくある質問 FAQ
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- 鍼は痛いでしょうか?
- 当院の鍉鍼は痛みはありません。
刺す鍼も痛くはありません。
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- お灸は熱いですか?
- 当院では主に温灸棒灸を使用しています。
心地良い暖かさです。
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- 刺さない鍼は効果ありますか?
- 鍼灸は氣にアプローチするものですので、刺さなくても効果はあります。
著者 Writer
- 院長:中里 康章(なかざと やすあき)
- 【所有資格】 はり師、きゅう師
【生年月日】 1967年7月12日
【血液型】 A型
【出身】 神奈川県相模原市
【趣味】 犬と猫と戯れること
【得意な施術】 鍼灸(刺さない鍼)を使用した全身調節
▼ご来院される患者さまへ一言
体調不良などのお身体でお困りな方、ぜひお気軽にご相談ください!